神が、あなたにキリストを証させるとき

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神が、あなたにキリストを証させるとき 

2022年01月17日

あなたの道を主にゆだねよ。
主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。
詩篇37篇5節

 映画を観て、ジェレミーが入学したカルバリーチャペル・バイブルカジレッジを懐かしく思いました。このコロナ禍で、ここ二年そこにあったカンファレンスセンターには行けていませんが、私も、彼が入学した1999年から、二十年以上、毎年二回、同じ場所でカルバリーチャペルのと宣教仕のカンファレンスに参加してきました。そんなところから、この映画に引き入れられていきました。

 神は、人を使ってキリストを証しされます。しかし、キリストを証しする仕方は、ある時は人間には理解できないことがあります。暗闇を歩む時は、なぜ?という疑問でいっぱいかもしれません。しかし、その苦しみや暗闇の中を神に支えられて一歩一歩進む中で、神ご自身がご自分の御子キリストを証しされることは多々あることに気づかされます。まさに、それがジェレミーに起こったことだなあ、と思わされました。

さらに彼が言うように、「これは神の恵み」だな、とも思わされました。神がしてくださる素晴らしいこと、キリストを証することに、相応しく、似つかわしく、釣り合う人は誰もいません。一方的に、これは神の恵みなのです。

 なぜ、若い聖書学校の学生同士が、結婚するように導かれたのか? しかも重度の癌を発症した相手と結婚まで導かれたのか? その時には、本人でさえ理解に苦しんだはずです。

しかし、そこには神のご計画があった。しかし、その時はまったく理解できない暗闇を進まなければなりません。

神のご計画に従うのは、その時その時、神ご自身を信頼して進まなければなりません。その時は、ご計画がわからないから、真っ暗闇かもしれないけれど、それでもジェレミーが神の愛を信頼して一歩踏み出したがゆえに、神はキリストにある恵みを注いでくださいました。


 私も、彼のアルバムを三枚持っていますが、そのすべての歌詞がキリストを証しています。特に、彼の歌詞を読んでいて気づかされるのは、私たちの苦しみや困難な中で、キリストは、私たちの一歩いっぽの歩みに寄り添ってくださり、理解してくださり、助けてくださる、そのような趣旨の歌詞が多いことにです。

彼が、若くして辛い悲しみに沈み、そこからキリストが引き上げてくださるという体験をしたからこそ、彼の書く歌詞には重みがあるのだと思います。しかし、それを計算して、メリッサと結婚したわけではないので、「一体全体、なんでこんなことになるのか?」と黒雲の立ち込めた道を、彼は歩まなければなりませんでした。

 素晴らしい両親に恵まれた若い学生のジェレミーが、重みのある歌詞を書くようになるから、そのような苦しみがあったと、話をまとめることは簡単です。しかし、誰も、その時には、将来どうなるかなどわかっていなかったのです。ただ、キリストを信頼して、一歩いっぽを歩む先に、神がご自分の御子イエスを証するために用意されているものがあったのです。

 映画に登場するKRYのボーカリストは、ジェレミーのギフト(神なら与えられている霊的賜物)を見出したとき、ジェレミーが学生であるにも関わらず、彼をプロデュースしてくれたのにも感動を覚えます。しかも大好きだったメリッサを諦めて、ジェレミーに譲り、彼女の病気のことも知らせてくれた善意に拍手を送ります。

RYのボーカリストは、神に従順になって、ジェレミーに親切にしてくれたのでした。ジェレミーを彼をプロデュースしてくれたKRYというバンドは、私たちカルバリー・チャペルファミリーの多くの教会を、巡回コンサートしていたバンドです。


 KRYは、三人のメンバーで構成されていました。その中の一人、ピート・ネルソンは、私の友だちです。カルバリー・チャペル・コスタメサの友人の宣教牧仕が、私たちの仲を取り持ってくれました。ジェレミーの映画の中で、KRYのボーカリストがジェレミーをプロデュースしてくれたように、数年に渡り、(こちらから頼んだわけでもないのに)善意で彼を紹介してくれたのです。

ピートは、東京国分寺にある私たちの教会に二度来てくれて、賛美のワークショップを行なってくれました。彼と二人だけで、二回とも三日間、一緒にミニストリーや家族のことなどを分かち合う機会が与えられました。

ピートは、カルバリー・チャペルのアジアカンファレンス(タイ・チェンマイ)では、私の娘はんなを、カンファレンスで賛美リードに推薦してくれました。また、カルバリーチャペルのスクールオブサーシップのディレクターは、KRYのボーカリストは学生のジェレミーをステージに上げてくれたように、はんなを1000人くらいの宣教仕の前でステージに上げて、一人で賛美をリードさせてくれました。

 そのような背景に、ジーザスムーブメントをリードした、チャック・スミス牧仕がいます。彼は、そういう牧仕であることを分かち合いたい思いでいっぱいです。聖霊が彼を通して、なんと多くの若者が励まされて、牧仕やクリスチャンミュージシャンとなっていったことでしょうか。

その文脈の中で、神はジェレミーとメリッサを選ばれ、ご自分の御子イエスの証しを託しておられることに感動を覚えるとともに、心からそうしてくださった父なる神をほめたたえます。

ジーザス・コミュニティ国分寺牧仕

桜井 知主夫

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